「読める」までに、およそ3か月。
壱岐市議会の本会議録(テキスト)は、会議からおよそ100日後に公開されます。 一方で、市が公開する公式の音声は約2〜3週間で聴けるようになります。 この約2.7か月の空白を、AI文字起こしによる「速報版議事録」で埋めるのが、このプロジェクトです。
音声は数週間。テキストは約3か月。
令和7年の定例会4会議について、音声ファイルとテキスト会議録が実際にウェブへ公開された日を、 各会議の開催初日からの経過日数で比較しました。
横棒は会議開催初日からの経過日数(最大110日を基準に表示)。
| 会議 | 開催初日 | 音声 公開日 | 会議録 公開日 |
|---|---|---|---|
| 令和7年 2月会議 | 2月25日 | 3月12日 | 6月2日 |
| 令和7年 6月会議 | 6月6日 | 6月27日 | 9月12日 |
| 令和7年 9月会議 | 9月4日 | 9月24日 | 12月18日 |
| 令和7年 12月会議 | 12月5日 | 12月23日 | 翌3月13日 |
※ 公開日は各ファイルのサーバー更新日時に基づく実測値です。会議録テキストは採決を含む全議事の正式な記録で、 音声は施政方針・一般質問の発言部分が対象という違いがあります(範囲は同一ではありません)。
令和8年3月会議(3月3日開会)の音声は、3月下旬にすでに公開されています。 しかしテキストの会議録は、6月になってもまだ公開されていません。 「聴く」ことはできても、「読む・検索する」ことはまだできない——この状態が、毎会議くり返されています。
確定版を待たず、公式音声から速報版をつくる。
会議録の確定を待つのではなく、すでに公開されている公式音声を出発点にします。 速報版はあくまで「つなぎ」であり、正式な記録は市の確定会議録です。
一次情報は、公式音声だけ
壱岐市が公開する本会議の音声(mp3)のみを素材にします。独自の録音は行いません。出所がはっきりした情報だけを扱います。
AIで文字起こしし、速報版として早く出す
音声をAIでテキスト化し、検索できる「速報版議事録」として、音声公開からまもなく公開します。市民が会議から数週間で内容に触れられる状態を目指します。
確定版が出たら差し替える
市の確定会議録(PDF)が公開され次第、そのテキストへ置き換え・併記します。速報版は確定版までの一時的なものと位置づけます。
AIの誤りは隠さない
AIは固有名詞や方言、専門用語を誤認識します。精度を客観的に検証し、誤認識もそのまま見える形で示します。正式な記録はあくまで市の確定会議録です。
全文を検索可能にする
速報版・確定版ともに全文検索できるようにし、「誰が・いつ・何について」発言したかへすぐ辿り着けるようにします。
市政は、会議録が出てからではなく、その場で進む。
予算や計画の判断は、会議録が公開される3か月後ではなく、会議のその場で動いていきます。 読めるのが3か月後では、市民が議論に追いつくのは簡単ではありません。 発言から数週間で内容に触れられれば、関心のあるテーマを早く知り、 次の会議や議会報告会に向けて考える時間が生まれます。 速報版議事録は、その時間を取り戻すための試みです。
では、どのAIなら「使える」のか?
速報版議事録の品質は、文字起こしAIの精度で決まります。実際に複数のAIで議会音声をテキスト化し、確定議事録と照合した検証結果を公開しています。
AI文字起こしの精度検証を見る → その精度を、どう測るか →